検索エンジンは目的のサイトを探すのにとても便利ですが、何もキーワードとして打ち込む文字はサイト関連の言葉のみではありません。
あなたは検索エンジンにどのようなキーワードを打ち込むでしょうか?
実はGoogleのみを見ると、死にたいとキーワードに打ち込む人が月間で13万件もあります。
日本の自殺者は年間3万人ほどとなっており、自殺を考える人はこのようなキーワードで、死に方を探すような人もいるのかもしれません。
政府も自殺防止の取り組みはしていますが、それは間接的なものであり、直接自殺を留まらせるにはいたりません。
死にたいなどのキーワードを打ち込む人が多いことから、検索エンジンでは自殺防止に数年前から取り組むようになっています。
Yahooでは、検索窓に助けてというキーワードを打ち込むと、あなたの気持ちを話して下さい、というタイトルと共に自殺予防総合対策センターへのリンクが広告として表示されます。
このページに飛ぶと、各都道府県への相談窓口一覧のページに飛びます。
この他のキーワードでも同じように表示され、死にたい・死に方・自殺・リストカットなどのキーワードを打ち込むと自殺予防総合対策センターのリンクが表示されます。
Yahooでのこのような取り組みは、2007年から始まっており、12月1日のいのちの日を境にして何が出来るか考え始まりました。
Googleでも同じような取り組みが開始されており、自殺を連想させるキーワードを打ち込んだ場合は、こころの健康相談統一ダイヤルの電話番号が表示されます。
「こころの健康相談統一ダイヤル」は気軽に相談できる機関であり、都道府県が運営している機関です。
Yahooと同じように、いくつかのキーワードで表示されるようになっており、死にたい・自殺・首つりなどの単独キーワードや、それらの複合キーワードで電話番号表示されます。
インターネット関連の自殺防止の取り組みとしては、FaceBookでは自殺の疑いがあるユーザーがいると、自殺防止のメッセージを送るような取り組みもしており、スマホなどの普及によりインターネットを使用する人も増えたので、自殺防止対策もサイトで行われるようになってきました。
インターネットを使用して、こちらから自殺を考えている人に、それを考え直すようにアプローチできるようにもなってきています。
これらの取り組みが、どれぐらい自殺希望者への抑止力となり効果が出ているかはわかりませんが、少しでもこのような機関を利用して自分の悩みを抱えずに相談して、解決していき自殺を留まってもらえればと思います。