最近は翻訳機がかなり充実していて、スマホのアプリでも簡単にいろいろな国の言葉に翻訳できるものがたくさんありますよね。
今回ご紹介するのは、定型文を瞬時に翻訳して発してくれる便利な翻訳機、「メガホンヤク」です。
メガホンヤクは、あらかじめ登録している定型文を、各国の言語に設定することで、メガホンから発してくれるというもの。
パナソニックが開発した翻訳機で、2016年の12月に、初詣に向けて浅草駅や明治神宮駅などが導入しました。
「メガホンヤク」というネーミングから、メガホンに向かって発した言葉が各国の言葉に翻訳されると思ってしまった人もいるかもしれませんが、現段階では登録した用語を翻訳するというシステムとなっています。
そのユニークなネーミングに、多くの人が好感をもち、「欲しい」という人も少なくありません。
今回導入されたメガホンヤクは、駅で使われるため、登録する用語は混雑に対するアナウンスが中心。
「雷門は1番出口です」など、外国人の観光客がスムーズに初詣に行けるよう、必要な用語が登録されています。
翻訳されるのは英語と中国語、韓国語で、定型文は300ほど登録することが可能とのこと。
また単語を登録して組み合わせれば、1800ものパターンで翻訳文を作ることができるそうですので、いろいろな場面で活用できそうですね。
海外、例えばアメリカでは、いろいろな国の人が生活していたり、観光に来ていることは当たり前の感覚ですが、日本では少し前まで外国人が歩いていたりと、珍しいと感じていたように思います。
しかし最近では、全国の観光地に外国人が溢れ、海外から日本に移住してきた人も増えてきました。
そこで、街を歩いていると、外国人に道を聞かれたり、ちょっと話しかけられたりして、どうしていいかわからないという人も多いようです。
英語を話せる人も昔と比べてかなり増えているようですが、話せない人は軽いパニック状態になってしまいますよね。
外国人の方も、勇気を持って話しかけていると思いますので、話を聞く姿勢を見せてあげることが大切です。
単語を聞きながら、意味が分かれば答えてあげるのがベストですが、もしまったく英語が話せないというときは、通りすがりの人に英語ができるかどうかを訪ね、バトンタッチしてもよいと思います。
人によっては、話せないから一緒に現地まで行ってあげるという人もいるようです。
自分も海外に行ってその土地の人に勇気を持って話しかけたのに、冷たくされてしまっては悲しいですよね。
メガホンヤクのさらなる機能向上を期待しつつ、それまではハートでのコミュニケーションを図りましょう。