最近になって登場した言葉がウェアラブルデバイスであり、聞いたことがある人もいるでしょう。
これは腕や頭などに装着して使うことが想定されている端末のことであり、一例はスマートウォッチです。
ウェアラブルというので装着するという意味があり、CPUや液晶技術の発達により登場したデバイスです。
しかしながら現在はさほど普及しておらず、これから発展していく分野だと思われます。
一般の生活のみならず、医療現場でも役立つようになるでしょう。
医療現場でウェアラブルデバイスを活用するにはどのような方法があるでしょうか。
まずは、端末を腕に装着することで様々な場面で活躍するでしょう。
例えば外科手術の場面では、手袋などを外せないような手術中には、その端末から操作してパソコンのモニターに情報を表示させるという方法があります。
遠隔操作するのには大変便利でしょう。
わざわざ手術中に手袋やマスクを外して、パソコンのある場所まで移動して操作する必要はありません。
ウェアラブルで腕などに端末を装着すれば、カルテの入力や患者データの呼び出しなどを、遠隔で装着した端末から操作できれば便利になるでしょう。
現在でもタブレットなどの携帯端末があり、それを利用しても遠隔操作はできますが、それでは一々手が塞がってしまいます。
腕に端末を装着すれば、腕が塞がる心配もなく、何かの作業をしながらも操作ができます。
そして一番活躍するのが腕時計型の医療用ウェアラブルデバイスでしょう。
すでにGoogleでは開発を進めているようですが、患者の腕に装着してもらうことで、24時間患者の体調をモニターして管理する事が出来ます。
毎回看護師が患者の元に行って体調チェックをする必要もなくなります。
位置情報を発信できるようにしておけば、痴呆患者などが病院の外に行ってしまった場合でもすぐに見つけられて便利です。
腕時計型のウェアラブルデバイスは、位置情報やバイタル情報を発信できれば、病院だけでなく老人ホームなどの老人などにも役に立つデバイスになるでしょう。
現在医療用ウェアラブルデバイスが行えることは、血圧や血糖値などの健康状態の送信と、限られた情報のみであり、初期的なデバイスに過ぎません。
このようなデバイスは医療メーカーなどが製造していますが、医療関係者が求めているのは、更に詳しい健康状態の分析などが出来るデバイスであり、高度な技術が要求されます。
このためには、限られた端末の中で高度な情報処理が出来るようにならなければならず、今後の発展が望まれる分野でもあり、医療用ウェアラブルデバイスは進化していくでしょう。