プラトンが書いた著書に記載されている大陸ほどの大きさの島のことであり、独自の文化と強大な軍事力を持っていた国であると言われています。
しかしながら、やがて海に沈んでしまい滅んだ国だと言われています。
後にアメリカ人が19世紀にアトランティスの本を出版し、一躍ベストセラーとなりましたが、それには超古代の強力な技術を持っていたなどと、本来のアトランティスに尾ひれをつけて書かれた本です。
アトランティスの場所は大西洋にあるとされており、オーストラリア大陸に相当する大きさだと言います。
しかしながら現在はこのような大陸は大西洋にないので、アトランティスは海底に沈んだと考えられており、探すなら海底を探すこととなります。
アトランティス大陸は何かの原因によって海底に沈んでしまったと言われていますが、その原因はわからず、諸説あります。
大きな地震と津波によって沈んでしまったという説から、隕石の衝突によって破壊されてしまったという説まで様々です。
ただしこれらの説もどれも過程に過ぎず、実際にアトランティスが発見されていないことから、確証はありません。
それではアトランティスを探して、それらしい痕跡は見つかっているのでしょうか?
以下のような探索結果が出ています。
・1939年にギリシアの考古学者が、クレタ島のアムニソスの宮殿を調査し、宮殿が津波で崩壊したことを発見。
・1956年にアテネの地震学者がサントリーニ島を調査し、島の噴火が紀元前1400年ぐらいであるのを発見。
・1967年ギリシャの考古学者マリナトスがサントリーニ島のアクロテリで、火山灰の中から宮殿を発見。
・2001年にカナダの調査会社がカリブ海沖に、遺跡と思われる建物を発見。人工衛星からも確認できるので、浅い海のところにあるようです。
・2013年にしんかい6500がブラジル沖の海底で陸のような岩を発見。
アトランティスの一部ではないかと思われましたが、実はこれは花こう岩の崖であり、アフリカ大陸と南米大陸が分かれた際の名残だと言うことがわかりました。
さて、海底にあると思われる遺跡や大陸の跡のようなものは、今までの探査でいくつかは見つかっています。
しかしながらこれらがアトランティス大陸だという証拠はなく、発見した物がそれが何なのかわからないとうのもあります。
そこそもアトランティスの記述は紀元前400年頃のプラトンが記述した書籍の中で書かれた物であり、信憑性も不確かなものです。
アトランティスがただのおとぎ話なのか、それとも実在する大陸なのかは、それがわかるのはまだまだ先の事でしょう。